最近「高速道路の逆走事故がよく報じられている!!」

高速道路を逆走するということは、通常は考えられないし、過去においては、酔っぱらいぐらいだったと思う。

ここ数年、高速道路や自動車専用道路を逆走して大事故を発生させている例が多くなっているようだ。

警察庁によると、2005年に全国の高速道路で発生した逆走に伴う

 人身事故は27件で、16人が死亡、37人が負傷

している。

当たり前のことかも知れないが、高速道路という特殊性から、逆走車両と巡行車両が衝突する交通事故が発生すると、致死率も高く大事故になるようだ。

では、逆走事故の原因はなんなんだろうか?なぜ逆走していることに気が付かないのか?

運転者が死亡している例が多いので必ずしも明確でないところもあるが、なぜか

 高齢者が多い、痴呆症の疑いのある者、酔っぱらい、パーキング等で仮眠した後で寝ぼけていた

などがあげられている。

寝ぼけていても、走り出して逆走し始めた段階で気が付きそうだが・・・気が付かずに事故になっているのはなぜなんだろう・・・

そういう疑問がいつもこの種事故の報道を見聞きするたびに思うのは私だけでしょうか?

実際、逆走した高齢運転者の家族や周辺の方々からは、「平素から若干のぼけがある」等の言葉を聞くようだ。

まさに、認知症や痴呆症の方の場合に、実際自分がどこに行こうとしたのか、なぜ高速道路を走っていたのかわからない、などと話している逆走車両の運転者も多いようだ。

言い方は悪いが、皆さんも「ぼけ老人の徘徊、歩き回り」の話を聞いたことがあるでしょう。まさにその状態ではないかと思うのです。

以下参考に最近の新聞記事の抜粋をUPします。


 ~~~~~~ 新 聞 記 事 ~~~~~~~~  *概要一部省略

○ 逆走防止へ警告システム 事故多発受け高速道路3社  2007年1月22日(月)09:33
 高速道路の逆走事故が後を絶たないため、東日本、中日本、西日本の高速道路3社は22日、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)から逆走しようとする車を感知、警告するシステムの導入を決めた。逆走しやすい構造のSAなどを洗い出し、今春にまず10カ所程度で設置工事を始める。
 現在は、SA、PAへの進入路について、反対方向と分かるように進入禁止の標識を設置したり、路面に描いた矢印で注意喚起しているが、それでもうっかり逆走して事故に至るケースが目立っている。

○ 自分の逆走に全く気づかず、大型トラックに突っ込む 2007年1月15日(月)08:25
 10日午後、北海道比布町内の道央自動車道上り線で、本線を逆走してきた乗用車(81歳運転)と、順走していた大型トラックが衝突する事故が起きた。この事故で乗用車の2人が死傷している。

○ 87歳が出口から逆走、正面衝突で3人死傷 2007年1月21日(日)08:48
 18日早朝、石川県羽咋市内の能登有料道路上り線で、87歳の男性が運転する軽乗用車が逆走し、順走していた別の軽乗用車と正面衝突した。双方のクルマは大破し、逆走側の2人が死亡。順走車の運転者も打撲などの軽傷を負っている。


<一般道>
○ 対向車線と気づかないほどの酔いっぷり、衝突で3人軽傷
2007年1月6日(土)11:21
 3日未明、福岡県福岡市東区内の市道で、対向車線を逆走してきた乗用車と、順走していた乗用車2台と接触・衝突する事故が起きた。この事故で順走側の3人が打撲などの軽傷を負っており、警察では逸脱車を運転していた男を飲酒運転の現行犯で逮捕した。